みなさまお元気ですか?石田です。
早速ですが、皆様、神社祭礼に参加した事ってありますか?
「お祭りを見に行った」もしくは「お祭りに参加した」 という方は大勢いらっしゃるかもしれません。
そして「祭礼に出席し、祈祷をいただいた」 方もいらっしゃるでしょう。
しかーし 「祭礼の準備 ・ 祭礼 ・ 片づけ」 にまで参加された事のある方!!!
は、そんなにいらっしゃらないと思いま・す・・・・。どやろ?
そう あの日は春の 大嵐 の日でした。
十数人(女子供含む)が神社に集まり黙々とと6、7メートル程の大木を運ぶ人。
古びた大きな布を担ぐ人、ロープをほどく人。
それぞれ誰に言われるまでもなく、せっせと動きます。すばらしい・・・。
と思いきや、皆、何からどうやっていいか分からないまま動いてる集団でありました。
数年に一度の大祭で 地区で6組ある中の我が五組が当番になってしまた今、やるしかありません。
おまけに五組は元々の地の住人ではないため、初めてお会いする人も少なくありません。
この作業の経験者はたったの一人。
いよいよその時が来ました。
「さあ 立ててよ~」 そうです。祭りでよく見かける あの大きな旗たてをするのです。
そう この嵐の中で。 普通危険すぎてせんやろ!! と思う状況で・・・。
「さあ 立ててよ~」 ?皆 それぞれ背の届く限り手を伸ばしましたが、角度にして30度上がったかなぁ・・・。
「ロープ、ロープ、ロープ」 「いや そっちひっぱても上がらんて」 「もっと遠くやろ」「違う違う」
怒号が飛び交う中 よ・う・や・く 真っすぐ立ちました。はぁ~
「やった」 もつかの間 そう その日は「春の嵐」
「きゃぁ~」 「助けて~」 「そっちもっとひ~け~」 「右右右!!」 「右ってどっち~」 「北北北!!」
「無理無理無理!!!」 「誰か来て~」 「あ”ーーー」
現場は悲惨です。はい。
支柱の元を支える人は 常に濡れた旗の下で顔をしばかれ、ロープを引く人は畑や田んぼを右往左往。 修羅場です。
「かみさまって・・・・」
何とか四本立て終える頃には 辺りは暗くなっていました・・・。
初めてお会いした人、そして作業の途中で判明した、高校の時の指導部の 某有名先生、気づけば、元一流企業のきっれっきれ
経理部長の上司、昔の部活の先輩等々。現場では誰もが必至で 神様の元で この状況で 敬語も何もあったものではありません。
作業終了後 お互い顔を見合わせて なぜか 「にやにや」
祭礼の日 午後 ようやく落ち着いた天候の元にて。
PS 昔は無かったであろう電線、昔はあったであろう、ロープを、結んだ大木。
かみさま 現代はなかなか大変です。