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銀継ぎ

お疲れ様です。4/1新入社員として製造部に入社した齋藤です。大分涼しく秋らしい陽気になって来ましたね。半袖だけだと日によって涼しい位です。

さて、話は変わりますが、最近銀継ぎの丼ぶり茶碗が完成しました。写真は銀継ぎをしている最中の写真です。ばっきり割れてしまった丼ぶり茶碗を陶磁器用のボンドで留めるところです。

ボンドで留めた後ガラス用漆を用いて筆で上から線を描き亀裂部分の溝を埋めて行きます。これを3〜4回程繰り返し亀裂部分の段差を修繕していく。

塗ったら空室(作品を保管する室)で半日置き、翌日湿室(室内を雑巾や噴霧器で湿してわざと湿度を上げた室)で半日位漆が乾くまでしっかり固める。

次に粉入れをします。

漆で線の上をなぞった後15分位湿室で加減取った後銀粉を蒔きます。 

真っ白やんと思う人もいますよね。銀は蒔いただけだと白い粉にしか見えません。しかし、漆で固めて磨くとめっちゃ光るし大変身します。

上ずり漆(粉を固めて磨く時に使う専用の漆)で固めて丸一日置いた後、油と呂色粉(鹿の角を粉状にした物)で磨いて艶を上げると写真のようになります。無事仕上げられました。思っていたより時間もかからず制作が順調に進んで嬉しかったです。

今回の銀継ぎは福井の銘菓と共に両親に贈ろうと思っています。

休日にものづくりに励むのも良きですね。

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